W杯1次予選 オマーン0-1日本

 見ていて頼もしかった。

 今までだったら失点してしまったと思われる
 場面でもしっかり対処できていた。
 アジアカップのでの中東勢との苦しい試合が
 とても役に立った。

 俊輔も絶妙なボディーバランスを見せ、
 ボールを取られない強さを見せてくれた。
 今まで彼に欠けていた部分がイタリアで揉まれることにより
 補われたのだろう。

 隆行もポストプレーをしっかりこなし、味方のあがりを
 待つ時間を作った。
 決勝点となったヘディングも相手DFが見えないところから
 のもので、素晴らしかった。

 中澤は高さで圧倒。簡単にゴール前へ上げてくる相手に
 狙いであっただろうクリアーボールのこぼれ球も触らせず、
 相手の戦意を徐々に奪った。

 解説の風間さんが言っていたが、確かに
 『助かった』というシーンも何度かあった。
 だが、ペナルティエリアへの侵入をDF陣を中心にみんなで阻止したため、
 近くからシュートを打たせなかったこともあるし、
 相手のカウンターも後ろに残っている選手が対応するだけでなく、
 前線の選手も全速で戻って対応したため、守る準備ができたからだと思う。

 要はみんなで頑張った、ということだろう。

 来年2月には3大会連続出場をかけて、最終予選が始まる。
 もっともっとたくましくなって日本の強さを見せて欲しい。
 なんと言ってもあの苦しかったアジアカップを制した
 「アジアチャンピオン」なのだから。