抜き差しならない状況

 鹿島に敗れ、6戦勝ちなし。決して「5試合ぶりの黒星」ではない。
 前半なんて「大人と子供」。軽くあしらわれました。
 そして、2戦連続して先に2失点。エダのゴールで1点差とするものの、試合巧者に
 これまた巧みにいなされました。

 ここ何試合かはビハインドを背負っていることが多いため、後半は怒涛の攻撃、のように
 見えるけど、裏を返すと「相手の足が止まりださないと何も出来ない」とも捉えられてしまう。
 掲示板では盛んにFWは誰と誰のコンビが良いとかGKは変えた方が良いとか話し合われて
 いるようですが、今のエスパは試合をやってみないと正解がわからないような状態の
 ような気がします。
 要は相手がどう出てくるかを見てから動き出すわけで、自分達から仕掛ける気持ちと
 いうのが極めて少ない。(やっていたとしても見ている観客の気持ちを揺り動かすのが下手。)
 朝が苦手な人たちが集まってサッカーをやってるように見える。失点して初めて動き出す。
 これでは、一か八かの勝負ばかりになっちゃうよ。

 そして、鹿島を見ていて思ったことは熟成度が高いのとチームとしての決まりごとが攻守共に
 しっかりしていて、それを忠実にやろうとしている、ということ。また、実行するための
 基礎がしっかりとできていること。
 コンディションは選手個人個人で様々だけど、そんな中でも確実に勝ち点を奪える手法が
 羨ましく、差をつけられ、とても悔しく感じました。ここは監督の手腕もあると思います。

 今週末、主力のケガもあり最下位でしかも8連敗中の大分を迎えます。
 当然「勝ち点3」が至上命令です。ここまで来て「追いついたから良く頑張った」は
 有り得ません。

 誰とは言いませんが、出場機会に恵まれないハングリー精神溢れる選手の起用を期待しています。