崩壊

 現地観戦の皆様、大変おつかれさまでした。

 心配していたことがついに現実になってしまいました。

 5点も取られたからDFが悪いとか無得点に終わったからFWが悪いとかそういう
 次元のお話ではなくなっています。

 まず守備ですが、アオの長期離脱からサイドの守備に綻びが生じ、今まで中で
 はじき返してきたクロスへの対応が疎かになってしまった。これってある程度の
 お約束(DFの制空権とサイドの守備(なるべく良いクロスをあげさせない)の元の
 戦術だったはず。
 今はただクロスをあげさせない守備に変わってしまって、その代わりに相手の中盤に
 フリーでプレーさせているシーンが増えていませんか?

 次に攻撃面ですが、一言でいうと「創意工夫に欠ける」。
 縦ポンも洗練されていればプロの戦術なんでしょうが、相手もまたプロなんですよ。
 月に2〜3度練習するアマチュアとは違うわけで。でもそれは仕方がないかなとは
 思うんですよ。じゃあ、その戦術が相手に読みきられてしまった時に
 フィールドにいる選手達はどう対応するのか。逆に監督はさせようとしているのかが
 見えませんね。それでもゴリゴリ続けていくべきなのか。
 ハッキリ言ってしまうと、チャレンジ縦パスを繰り返し、相手に易々カットされ攻撃を
 受け続けるということの繰り返し。その間、中盤の選手は相手ボールになれば自陣に戻り、
 マイボールになったらFWめがけて蹴られたボールへのフォロー。。。
 それじゃ、中盤の選手が目立つわけもなく、FWは孤立する。
 セットプレーくらいしか得点チャンスは産まれないのもムリはない。

 柏戦も前半ラスト10分はうまくいっていたとのコメント。ただ、中盤の陣形を変えたこと
 で相手が対応できていなかっただけ。ハーフタイムで修正され、後半からは対応されてしまった。

 相手は確かにがむしゃらに来た。でもそれ以上に悪すぎだ。
 残り3試合、自分達のやってきたことを続けていくのか、つまらなくても勝ちにこだわって
 いくのか、最後まで見届けたい。