札幌のサポーターズミーティング議事録を読んで

 PDF30ページ、ガッツリと読みました。

 J2に落ちてしまうチームの実情が語られています。

 経済状況がよくないため、企業からの支援が受けられず、赤字にならないように
 補強をしたけど怪我などもあり、思うような活躍に至らず。
 負けがこんだことで入場者収入にも影響を及ぼし、昨年までの債務超過はサポーターの
 出資で何とかしのげるが、単年赤字を出す可能性が極めて高い状況。
 「聖地」と呼ばれる厚別競技場はクラブライセンスの基準を満たしておらず、
 札幌ドームはファイターズやコンサートとの兼ね合いもあり専有は不可能。
 室蘭や函館も基準を満たしておらず2016年以降の開催には問題山積み。。。

 こんな内容でした。
 どれをとっても対岸の火事ではないなぁ。

 誘致した際、根付かないと言われていたファイターズが結果を残し、多くの
 観客を楽しませているところを見ると、「野球」と「サッカー」の典型的な違いが
 札幌を苦しめているのかな、とも思ってしまいます。
 我々が訪れた試合(札幌ドーム)の観衆は1万人程度。
 4万人入る箱で収容率が25%程度だと開催すればするほど収支は厳しいのかもしれません。
 (アウェイサポーターに集客を委ねるのは論外だと思っているので。。。)

 ただ、同じ規模で運営している(と思われる)鳥栖が来季もJ1で戦えそうな位置に
 いることを考えると戦い方という部分においては参考にする余地はあるのかな。

 資本力があるところは補強もスゴイし、多少の赤字なんて痛くも痒くもない。
 でも札幌のようなチームがJ1に定着することが今のJリーグにとって大事だと思うし、
 北海道という土地柄にも良い影響を与えると思う。

 来季、J2という舞台に戦いの場は戻ってしまうわけだけど、再来年、同じディヴィジョンで
 戦えることを祈っています。