仕様です。

 久々の「愚痴」エントリー。

 先日、我が家のHDDレコーダーがまたもや壊れ、メーカー修理に出しました。
 今回の事象は「ムーブが出来ない」です。

 「ムーブ」とは我が家のようなHDD内蔵のDVDレコーダーに録画した番組をHDDから消去し、
 同時に記録型DVD(DVD-RWとか)に移動させる操作のことを言います。
 現在の地上デジタル放送やBSデジタル放送などにはコピーガード(CPRM)がかかっていて
 複製が作れないようになっています。(これ以上難しいことは知らん。)
 そのため、HDDからDVDに「コピー」ではなく「ムーブ(移動)」させるわけです。

 うちのHDDレコーダーでこの「ムーブ」を行うと「中止しました」のメッセージが表示され、
 HDDにもDVDにも番組がなくなってしまう(閲覧不可)状態になったわけです。
 「コピー」ならば原本があるわけだから、失敗してもリトライすればよいのですが、
 「ムーブ」の途中で失敗しちゃってどちらにも番組が残らないという致命的なバグなのです。

 早速サービスセンターに電話していつも馴染みのおっちゃんが我が家訪問。(もう何回目?)
 いつもなら代替機をセットし、「完了しましたら連絡します。」と滞在10分で
 早々引き上げるおっちゃんを引きとめ、事象を目の前で再現させました。
 おっちゃんも「これはまずいですね・・・」と一応納得した様子で帰って行きました。

 で、先日調査結果が修理工場から戻り、サービスセンターのいつものおっちゃんから
 電話がかかってきました。
 おっちゃん「え〜っと。DVD-RはCPRM対応していませんのでムーブできません。仕様です。
 しかも、修理工場では事象再現しませんでした。」

 開いた口が・・・。
 修理工場から来たFAXに書かれた「見解」を棒読みしちゃいましたよ、おっちゃん。
 たけぞー「うちの機械がDVD-RのCPRMに対応していないのは知ってますよ!だからDVD-RWだったりRAMでやったりしたでしょ。
 推奨しているメディアを使ってもコケているのに仕様はおかしくないですか!?
 しかもおっちゃん、目の前でムーブがコケたのを見たでしょ??もう一回調査して!」

 といって電話を切りました。

 5分後。申し訳なさそうにおっちゃんから再び電話(留守電)が・・・
 おっちゃん「何度もご迷惑を・・・(謝り)。修理工場に連絡し、基盤の交換と再点検を依頼しましたのでもうしばらくお待ちください・・・」

 この年末年始は代替機で録画をすることになりそうです。

 おっちゃんは悪い人ではないんだけどねぇ・・・